山崎豊子「沈まぬ太陽」読後、JALに乗るべきか??

  この間、NYに行ったとき、持って行った本は山崎豊子の「沈まぬ太陽」
でした。
 JALに対して、とっても挑戦的な本を持って行った私。機内で夢中になって読んでる図は
どうなんだろう??と思いながら、読んでました。・・一応、カバーしましたけどね☆

 ちなみに、これが「新潮」に掲載されてた頃は、機内にこの雑誌は置かないように
してたようです。
まあ、そりゃそうだね。

私説明が苦手なので、あらすじ概要を知りたい方は、ウィキペディアの説明を見てください。

おおまかにいうと、JALの腐敗した体質に立ち向かって耐えた主人公の何十年かの
物語です。
1,2巻での最初の10年は、不当に左遷され、アフリカなど僻地にたらいまわしにされます。
3巻は、御巣鷹山の日航機墜落事故のお客様係となります。
そして、会社再生のため、会長室に抜擢されるが、しかし・・というのが終わりの2巻。

 行間が狭く、分厚い本が5冊もありますが、なかなかドラマチックで、なおかつ 当時の
駐在員の様子が詳細に描かれ、興味深く、語り口も上手なので、どんどん読み進められます。

 アフリカ篇は、アフリカの大地にも魅了され、なかなか壮大。行ってみたくなりました。
 御巣鷹山篇は、あまり知らなかった事故の詳細な記述がされており、ショックながらも
ちゃんと現実にあったことに目を背けずに読まなきゃ、と読みました。
 そして、会長室篇は、事故後再生に向けて、腐敗しきった会社をなんとか立て直そうと
する、会長さんと主人公を心から応援しながら、どんどん読み進め。
 でも、悪ってはびこってるんですね。勧善懲悪で終わらないところが、現実的というか
ちょっと政治不信、権力不信になります。。
 

  
 ほんとに、自分でお金を稼いでないっていう会社ってひどいことになるんだなあというのが
実感される本。
 悪代官みたいのがたくさん出てきて、ひたすら私腹をこやしまくります。
どうなってんだ、日本政治。どうなってるんだ、日本航空??と憤りさえ感じながら
読み進め。
もう私は政治家はみんなあんなんじゃないかと不信に思うくらい。あれじゃあ、大事故が
起きても仕方ない体質というのが、もう満載です。

 小説を読みますと、結局、上が私腹をこやすために 「売上売上」と人件費や燃料費を
削減し、どんどん路線は増やし、現場の悲鳴を聞かず、整備を怠らせた結果が墜落事故
になったようです。
 
 フィクションといいながら、現実の事故や会社を基にした本なので、読みながら
「これ、よくJALが発行させたなあ」とか思ってましたら、かなり圧力があったみたいですね。
そりゃそうだ。暴露本に近いもん。
 で、いろいろなサイトをみますと、あきらかに 「JAL寄り」で、
「フィクションだし、主人公が美化されすぎている。本当に主人公はアカだった。」
みたいな感じで、かなり意図的に批判しているものがあったりもしましたね。
 細かい設定は、フィクションかもしれませんけど、「火のないところに煙はたたない」
でしょう。。

ま、当たらずといえど遠からず的な感じで、大筋はノンフィクションだと個人的には
思いました。

 そして、モデルといわれる小倉さん、とてもいい顔をしてますよ。人相だけで
判断するかといわれそうですが、人相大事!
悪いことしてると顔に出るでしょう??大物政治家の悪の代表みたいな 
Oざわさんとか(笑)

 今も、JALの組合は8つもあって、差別もあるようで、なんだかなあと思います。


 というわけで、JALになんか乗りたくないなあと思ってしまったのですが、
なんと最近 ANAのほうが 遅延や重大インシデント多いんですって。
それを読むと、あの大事故以来 整備の部分は、ちゃんときっちりやってるのかなあ
と思うと、やっぱりJALに乗るか!なんて思うし。。

 でも、組合の件は、やっぱり納得いかないなあ。
映画にもなって、みんなに広く知れ渡ってしまったし、ここらでみんな仲良く・・
ってことにはならない。。ですかねー。










 


 
 



 
 
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by soulsleep129 | 2012-06-15 18:29 | 映画・ドラマ・本