レフア邸図書館 赤瀬川原平 「正体不明」 「老人力」

 雪のレフア邸(の横の大家さんの庭)
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 古民家時代、私の本を適当に持ってきて、棚に置き、『レフア邸図書』コーナーを
作っていました。
 みんな、気に入ったのがあると、次までに読んでくるという感じで、各自持って
行ってたのですが、セレクトはお客様によって様々でした。
 ハワイ関連の本はもちろんのこと、DIYの本を持っていく人あり、猫村さんを持っていく
人あり、林望先生の「節約のすすめ」を持っていく人あり、水木茂の「妖怪辞典」を読み
ふける人あり。
 という感じでしたが、結構めくってもらえないのが、赤瀬川原平さんの「正体不明」
シリーズ。
 これ、すっごい面白いのになあ!と思いつつ、レフア邸は、マッサージ屋さんでは
あっても本屋さんじゃありませんから、大々的におすすめできずだったんです。
一人、友人が遊びに来てめくってたときには、さすがだね!お目が高い!と
ほめたたえました。

 正体不明シリーズは、私がまだ営業とかやってた頃、(まだ20代)ビレッジ
バンガードかなんかで見つけたものだと思います。この本、「路上観察学会」なる
グループの一員である作者が、路上を散歩しながら楽しいものがあったら写真を
撮るという、なんの役にも立たなさそうな楽天的な集まりでして、大いに共感しまして
購入しました。
 香港を歩いたものもあり、私の中の「香港」のイメージ、情報はほとんどこの写真集
からのみという、極めて偏った記憶になってますが、この本を見る限り、香港に行くと
様々なことにただひたすら圧倒されそうで、島国育ちの私が行くのはいささか気合が
入ります。楽しそうですけどね。

 というわけで、私、赤瀬川原平さんをかなり若いころから認知していまして、しかも
このころにも
「ニラハウス」の本やら
(自分のおうちを新築した過程を描いた本。屋根にニラが植えてあるというユニークな
おうちなため、当時建築の雑誌とかにも載ってた気がします。)
「なんとか映画応援団」やら
(同じく学会メンバーの藤森さんと一緒に映画について言いたいことをいっている本)
やら読んでいました。
 図書館で借りるものがないと、「とりあえず赤瀬川原平の本でも借りて、ゲラゲラ
笑うか」的な感じで借りてたんですよね。

 しかし、『老人力』借りなかったんだよな~。
99年くらいに結構な話題になりまして、私知ってたんですけどね。

 で、まあもう10年以上も立ってるわけですが、最近図書館にせっせと通っておりまして、
ふと赤瀬川コーナーに足が向きまして、借りてきました『老人力』。

 なんで借りなかったんだろうと、ゲラゲラ笑い読みしながら考えますに、私
どうやらあのころはまだ 
「私は若いから、老人力なんか関係ない」と思ってたんじゃないかと思うんですよね。
 確かに、20代、若者ですわな。

 しかも、この本で時々出てくる「最近の若者」実は、あのころの私たちを指していたん
だと気づき、
(気づくまでは、そうそう、若者はサーとかおばさん気取りだったくせに。)はっとしました。

 あの頃の若者も、10何年たつと、いいお年頃になるんですなあ!

 さて、老人力というのは、年を重ねて、いわゆる物忘れがひどくなる、口のしまりが
悪くなる、同じことを何回も言う、よぼよぼしてくる、などというのを「老人力がついてきた」
のように表現するということのようです。

 なるほど、今までは上のようなことに対して、ものすごく抵抗があったり、恐れたりして
いましたがこのように表現すれば、なんだか気持ちが楽になりますね。
むしろ積極的に!・・とまではいきませんが、自分の生活で使用してみたくてたまらない
今日この頃です。 
 
 しかしまだやっと40歳前。私なんか、ご老人から見たら、まだまだ若輩者です。
最近妹には、「中年」と言われますが、老人っていつごろだろう。

ちょっと老人に夢見るお年頃のSoulsleepです☆















 
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by soulsleep129 | 2012-02-18 18:10 | 映画・ドラマ・本