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映画「おくりびと」

この毛虫だって、さなぎになって蝶になって私より早くしんじゃうんだ~
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あーほぼ一週間たちましたね!ブログを更新してから。またもや忙しいときは更新できない
私です。
 「木曜日は絶対やすむ!」と2日前からだれにでもなく宣言して 今日にいたります。

 先週の(木)Oちゃんもオススメ、みんなもオススメの「おくりびと」見ました。
素直によかったです☆母曰く、「しみじみとよかったじゃないの。」確かに!
しみじみと良かったです。
 出てる役者がみな良かったですね。モックンも(今時、モックンってシブガキ隊時代の
呼び名でいうのってOKなんでしょうか?てへ)納棺の会社の社長 山崎努も
その事務の余貴美子も 銭湯のおばちゃん吉行和子も あ、あとあの銭湯にずっと通ってた
 火葬場のおじさん。笹野高史 ですね。いや、この人ほんと近年いいとことりますよね、
脇だけどとても重要な印象深い役。最後の火葬場で
「お疲れ様。いってらっしゃい、また会おうなっていつも思ってるんです」というせりふ。
よかったです。
  
 この映画、みんないろんな人が見て それこそアカデミー賞とったんでしたっけ?モントリ
オール国際映画祭もとってきっと世界中の人がみてて、見ながら何を思ったんだろなあ
って考えながら見てました。
 自分自身は、
「人は誰でもああいうときがいつか来るんだな、そうなったとき、自分が生きてる限り大事な
人たちをこれからたくさん見送ることにんだな。」と思ってました。特に同じ家に住んでいる
両親のことなんか具体的に想像してしまいました。
 親とかの世代がしょっちゅうお葬式行きますよね。だんだん親の友人なんかも亡くなること
があって、今までは漠然とそれを見てるだけだったんですが。
 
 私はまだ若く、といっても年齢的には人生の半分位(?)来ましたが、身近な人の死は
数えるくらいですからまだそういう日々が来るのが実感できません。
「死」って現代人に身近じゃないといいますが、全くその通りですね。
死ぬことなんか想像できないくらい遠いところで暮らしている。本当はとても近いのに、遠い
と思って暮らしている。
 でもこの映画を見て、
「こうやっていつも誰かを送ってる人が世の中にはいるんだな」って実感しました。
そして、お仕事だけではなく、自分の知らない所に すぐ近くでいろんな人があんなふうに 
誰かを送ってるんだなって実感したんです。
 この映画を見て、私もいつか大切な人たちを送る日が来る覚悟ができた気がします。
そして、そんな日が来たらちゃんと送ってあげないといけないな、と思ったのでした。

 そして、後に残るほうが悲しいと思うんですが、(だって長生きしても大事な人はみんな
あの世ですもんね。)自分は なるべくたくさん見送って自分が死んで悲しい思いをする人が
少ないといいな と思っているのです。
by soulsleep129 | 2009-09-03 09:45 | 映画・ドラマ・本